2014年11月5日水曜日

ついに沖永良部島へ①~

徳之島最終日の朝です。
毎日雨が降っていたので、拾ったサンゴもしけっているので、ぎりぎりまで部屋で広げて乾かしていました。

荷造りを終え、外へ出てクジラ探しと貝を戻しに浜へ降りたり。
クジラは見られなかったけど徳之島ではたくさんの貝殻を拾うことができました。
さすが南国!
でもこの先の島でもまたいっぱい拾ってどんどん荷物が増えて大変なことになるから、2軍選手は置いていきなさいと旦那に言われてしまい、少し貝をホテル前の浜に戻したりしました。
この時は旦那も私も、 この先の島でもいっぱい拾えるだろ!と思っていたのですが・・・。
さあどーなる?

サカモトさんが2人の写真を撮ってくれたり、冬で空いているせいもあるけど、本当に親切なホテルでした。
今日からは天気も良くなりそうでやっと爽快な気分です。


あ、海の向こうから私達が乗る船がやってきたぞーー!
船が見えてから出れば間に合います。右の水平線に船が見えます。

港に向かいます。もう船着いてる!
船がもう着いているのが見え、大丈夫なんだけど気持ちが焦ります。
私を港に置いてレンタカー清算は旦那だけで行くことにしました。
レンタカーの最後は私も行きたかったんですけどね。あのディープスタンド松山レンタカーへ!
私は港の窓口へ、旦那は松山スタンドのおばあちゃんの所で清算し、同じ車で港に来て乗り捨てです。
ただ、港がけっこう混んでいて停める場所を探すのが大変だったようです。
レンタカー代金はかなり安かったよう。
合計14,605円 そのうちガソリン代が4,005円だったので、車代は3日間で1万くらいだったみたい。
ありがとう松山レンタカー!

泳がなかったせいで不完全燃焼の徳之島をいよいよ出ます。
『徳之島はきっとまた来る気がする』 そんな想いを胸に船に乗り込みです。

でけーーー

壁か!

デカイッす

今日乗るのはマルエーフェリーのフェリーあけぼのです。
乗船のときになんと係りのおじさんが私の持っていた大きな海道具バックを持って階段を登ってくれました!ありがとうございます。とても助かりました!

途中下船したので乗り換え用と書いてある切符。上に手書きでマリックスと書いてあったり。

徳之島の亀徳港から出航するとき、船はバックして船を切り返してから出て行きます。
狭い中で大きな船を、スゴイなぁ。
昨日船を見た『なごみ崎』が見えました。

また来るぞー徳之島ーーー!
バックしまぁす

船見スポット『なごみ崎』はすぐそこ

誰かの参考になるかと思い撮ってきました。

船内は『和泊』とか『与論』と分けられていた。和泊の部屋に入りました。

沖永良部島までは2時間くらいの船旅です。
この間もクジラが出やしないか、ずっと外で見ていましたが・・・クジラは現れず。
しかも私は船酔いしてしまい、酔い止めを飲むことに。
油断してたらすぐ酔ってしまいます。

11時半に沖永良部島 和泊港に着きましたー!


港でレンタカーを受け取り早速スタート!
港に着いた瞬間『あ、この島好きだな~』と思う雰囲気で期待が高まります。
もう年末ということもあり店が閉まってそうだったので、事前に行きたい店に電話でやっているか確認しておいたんです。
行きたかったお店、メイクマ・とうぐらは今日までやっているということだったので、昼と夜はそこで食べようと思っていたんです。

メイクマに着くと・・・

ん?

閉まってる Σ(・口・)

オイオイオイまじですかい?

おまけに隣のとうぐらも閉まってらぁ。

ま、島ですから、ね。仕方ないっす。

少し車を走らせて知名の『和風cafeてふてふ』へ行くことにしました。
てふてふはいつも読んでいる島好きの方のブログで知ったお店です。
和風オムライスが絶品とブログで読んでから、絶対食べたいと思っていたんです。

てふてふはちょっと初めてだと見つけづらかった。
一度通りすぎてから、もう一度引き返してやっと見つけられました。

お店はすごく混んでいた。
そして衝撃的なことを知りました。
なんと、この日、この店は閉店するということを!
偶然とはいえ、閉店する日に滑り込みで入ることができました!
最初で最後のてふてふ・・・ いただきます。

ハンバーグ超美味しかった~!
超美味しい和風オムライス



















ご飯はおかわり自由、どの料理もとても美味しい!
夜も開いているのか聞いてみると、もう予約でいっぱいとのこと。
閉店の最後の夜は常連さんでいっぱいなのでしょう。


美味しいお昼ご飯のあとは島を時計周りにまわりながら、この島での寝床をさがしていきます。

屋子母海岸
屋子母海岸には左側に屋子母荘という民宿が浜辺のすぐ前にあり、右側は上の写真のトイレとベンチがありました。


そして田皆崎へ
ここがすっごくステキな場所だったんです~!

田皆崎

田皆崎はとてもステキなところだった!


田皆崎の海

田皆崎のまわりには遊歩道がありステキな景色の中を歩けます

田皆崎 ギザギザの岩

田皆崎 大地の切れ目


田皆崎 振り返ると灯台が見えるよ


田皆崎 茂ってるところもあり


田皆崎 ステキ道

田皆崎 灯台に戻ってきました
田皆崎はステキ過ぎる場所だった!
曇りの天気でこれだから晴れていたらもっとステキなんだろうなぁ。もうココに一目惚れしちゃいました!


お次はこの島に3つあるキャンプ場のうちの一つ沖泊キャンプ場へ。
沖泊はダイナミックな崖が後ろにそびえるロケーション抜群のキャンプ場で評判のところだ。私達の第一希望もココ。
さて、どんな感じでしょう~?

沖泊キャンプ場
おお~崖がそびえています。
そして反対側の茂みを抜ければすぐそこは海!場所は最高です。
でもちょっと水周りが・・・。他の所も見てからキャンプ地を決めることにしました。

次に見たキャンプ場はワンジョビーチ。ここはモロに北風を受ける立地だけど、設備はキレイ。
うん、とりあえず今晩はココをキャンプ地とする!



北風をさえぎるものは何もないのだ!

キャンプ場の目の前はきれいな海です。島中どこもキレイなんですけどね。
テントを建ててから、さらに時計回りに島をまわりました。
フーチャという岩の穴がある場所へ。海が荒れていたら穴から水が噴出すらしい。
ここは海が荒れているときに見たい場所です。
フーチャへの道

フーチャです。ちょっとコワイ。3日前なら本当に噴出してたんじゃないかい?

フーチャのあっち側、海側に歩いていけた。

空港の近く、国頭崎のあたりの海。


国頭崎の灯台
そして日本一のガジュマルへ!
小学校の校庭にあるんだけど、すごい見ごたえです!ステキ~♪
生徒たちが肥しをあげたりして大切に育てているそうです。
まず校門から見るとこんな感じ。

お正月の門松が
グランド側からみるともっと枝が広がってた。

横にはりだしているから支えがあるよ


そして3つあるキャンプ場の最後の一つ笠石キャンプ場へ。
ここは懐メロ音楽が大音量でガンガンにかけられていて速攻却下です!
この音楽は何なの?なんでこんなにガンガンに流してるの?うるさくて嫌だよ私は。

あー。さっきワンジョでテント張って正解だったわ。


夕食は目をつけていた『草』というお店がやっていたので、そちらで食べました。
それが美味しいのなんのって!もう最高でした!
オススメは『ヒル』という野菜を使った料理を食べましたが、超美味いのだ!


これ、なんだかっていう貝のなにか



すごくおいしい『やちむち』というお菓子。出来立てアツアツほやほやです。
美味しいご飯を食べるて幸せいっぱいです。しかも2人で5千円!かなりお腹いっぱい食べたのに安い!

Aコープで明日の朝食用の牛乳、納豆、ヨーグルトなど買いこみ、ワンジョビーチへ帰りました。
夜になってもキャンパーは増えておらず、私達だけ。
星を見て、9時ころ眠りにつきました。
明日は泳ぐぞーすごく楽しみーー!

徳之島③~冬

徳之島3日目の朝。
昨日より風も弱まっていて、たまに晴れ間もある。

あの山はなんて山なのかな?虹がでたよ


ホテルの人に夜中の停電を直してもらったお礼を言って、朝食を頂きました。
朝食は毎日同じメニューです。
そして朝食を用意してくれるホテルの人も毎日同じ人…サカモトさんです。
どうやらスタッフは一人しかいないよう。
チェックインの時も朝食の用意も、そして夜中の停電直しも、全部サカモトさんでした。
掃除は別に業者の人だと思うけど、冬は一人体制なのかな?

朝食には私達の他に4人家族もいました。
朝食後にホテルの前の浜でビーチコしてると、その家族のお母さん以外(パパ&子たち)もやってきて貝殻探しを始めた。
ライバル出現!と思いつつも先にビーチコを終え浜から上がっていくと、サカモトさんが寄ってきて「さっきまでクジラがいたんですよ」と教えてくれました。

『えーーーー!クジラァ!どこっすか?』

「もういなくなっちゃいました」

『えーーーーーーー!めっちゃ見たかったですぅ!』

「クジラがいるからお部屋に知らせに行ったんですけど、いらっしゃらなくて・・・あちらの奥様だけはいらっしゃったのでずっと見られたんですけど」


マジか!
残ってた人勝ちかい!
すごくクジラ見たかったよ。むちゃくちゃ悔しい!
足元の貝ばかり見て、海は見てなかった・・・。
海も見なくちゃダメだねっ!

私達の後から上がって来たパパ&子たちからも「えーーーーー!見たかったぁ~」と叫び声が聞こえてきました。

サカモトさん、クジラを教えに部屋まで来てくれてたなんて、親切だなぁ~と感激しました。
フェリーだけじゃなくクジラも見られるなんてステキなホテルです♪

ホテルにはダイビングショップも併設されています。
さらにサカモトさんはショップオーナーにオススメシュノーケルポイントを聞いてくれました。

オーナーからは「畦プリンスビーチですね~」と言われる。

大体の人はリーフの中を勧めてくるけど、ウチらはリーフの外でやりたいんだよね。
でも、 今日は風も強いままだし、泳げるかどうかわからんけど。
畦は見てから決めよう。そうしよう。

とりあえず今日も泳げるかどうかわからないけど、海道具を準備して出発です。


地図を見ると神嶺浜にキャンプ場マークがあるので見に行ってみることに。
着いてみると、一応トイレと水はあるけど、けっこうハードなキャンプ場でしたよ。私はキツイ!
そして闘牛の牛を浜でトレーニングさせるため、浜まで降りる道もそして浜も牛糞があちこちにあって危険地帯です!

浜ちかくの牛たち。やあ、こんにちは。

このボコボコは牛の足跡です。そして糞ももちろんある!
 


次は港の近くにある なごみ崎 というところに行ってみました。
なごみ崎には太平洋戦争でこの亀徳の沖で沈められた富山丸の慰霊塔がありました。
慰霊塔のそばにはサヌカイト(カンカン)石の鐘『なごみのひびき』があり、『念じながら打てば願いが叶う』 と書いてあります。

ちょうど出港するところ♪

後ろからカンカン石を打つようになっている
ここ、写真で見てわかるとおり船を見るベストスポットだと思います!フェリー好きよ集まれ!


この後はまた北上していくことに。
途中、弟46代横綱朝潮の記念像もありました。
朝潮像のちかくの看板 ハブはホントコワイ!




さて、畦プリンスビーチについたものの、やはりリーフ内って期待が持てず・・・。
寒い上に雨も降ってきた状況で、よほどの期待が持てるポイントじゃないと泳ぐ気が起きません。
うん、はい、泳がないことに決定ー。


再び犬之門蓋によったあと、戸森の線刻画へ。
岩に書かれた線刻画がはっきりとわかります。船の絵です!

船だ


犬がいっぱい


伊仙闘牛場


伊仙の磯釣場も見に行った

そして、徳之島の有名スポット喜念浜へ。
ここも牛のトレーニング浜のようで、糞が点々としています。
こうなったら浜でトレーニングする牛を見てみたいなぁ。
闘牛トレーニングの跡。糞ですー!

虹がでたよ~
喜念浜をあとに進んでいくと、名も無き浜でついにトレーニング中の牛を見ることができました。
車から牛の姿が見えたので急いで停めてもらいました。やっと見れた!満足です。
ついにトレーニング姿を発見!

サトウキビの花?
サトウキビ畑の途中に突如強そうな牛が登場しました!
首が太いっ!
近くには牛舎もあって、そちらにも牛がいたけれど、特に大きなこの牛は一頭でつながれていました。
闘牛の世界も興味がそそられます。
強そうな牛発見!名のある牛なのでしょうか?気になります!
徳之島もいよいよ最後。明日の朝の船で隣の島へと渡ります。
最後はホテル前でのんびりと♪
のんびりしてるけど、目はクジラがいないか真剣に海を見ています!
ついに徳之島で泳ぐことはありませんでした。なにせ天気が悪くって。
ホテルのベンチ

ホテルのベンチ 横にはクジラ印が
 また浜へ下りて・・・

浜にはだれかの基地がある

誰か食べたの?美味しいの?

大きな丸いくぼみがあちこちにある

夕暮れだ

船きたー
晩御飯は近くのホテル『きむきゅら』へ。
きむきゅらには同じホテルに泊っている4人家族も食事に来ていました。
ここでは夜光貝飯や地魚の煮・焼魚をたべました。
このきむきゅらに置いてあった手作りの絵本『星砂になったヤドにいちゃん』がとても良い本でした。
ペットボトルのキャップを背負ってしまったヤド兄ちゃんが波にさらわれて、二度と戻ってこなかったという話。
「貝を背負っていれば貝の重みで波にさらわれなかったのに…かわいそうなヤド兄ちゃん」
と弟カリとパパヤドカリが海を見つめていました。

手作りの絵本。感動した。